94話 乳歯を咬合に参加させた症例
歯列に凸凹のある症例です。 検査資料を精査した結果、非抜歯で治療可能です。 さて、この症例、よく見るとちょっとだけ違和感があります。歯の形を左右で見比べていきます。 下顎歯列の写真で、向かって右側の臼歯部に一本だけ形の違う歯があることに気付きましたか。 【初診】...
93話 反対咬合は治した方がいいと思います。
不正咬合であっても、治療をしない人はいます。 それはそれで良いでしょう。何事もご本人の意思が尊重されるべきです。 だだ、どんどん悪くなって行く様を目の当たりにした時には、残念に思います。 学校歯科検診において、反対咬合の症状が去年より悪化している児童に会うときは複雑な気持に...
92話 何もしない勇気
今回の症例は矯正相談をした後、すぐには治療せず「観察」にしました。 矯正治療は適切な時期に適切な治療をするのがベストであり、そのタイミングを見極めるためには待つことも重要です。ただし、自分で判断せず矯正歯科に明るい歯科医師に相談して下さい。 【症例1】 3才 男子...