矯正治療のはなし

​工藤 泰裕
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2018/12/17

子どもの反対咬合は、適切な時期に適切な治療をしなくてはいけません。

とくに横にズレるタイプは放置することのないようにして下さい。

全ての症例は検査資料を採り、診断をして治療方針をたてます。


今回は、小学3年生 男子 反対咬合症例です。

本症例の治療方針は

第一段階:上顎前歯の配列による反対咬合の改善

観  察:側方歯交換の誘導

第二段階:機能的咬合の確立

保  定:配列後の観察

治療は二段階に分けて、それぞれの時期に行います。

【第一段階】

小学3年生

反対咬合です。さらに、下顎が向かって左にズレています(本人の右)。

術者はズレの原因を正確に把握しておく...

2018/11/26

さっそくですが、本症例の診断結果を以下に示します。

①骨格性反対咬合である

②下顎が前に誘導されている

③かつ、左に顎変位していく

④上顎前歯2本の先天欠如

ここに挙げた点について、ていねいに対応していきます。

ただ、ひとつだけ治療を難しくする要素がありました。

それは年齢です。小学6年生の女子でした。もし、あと1年遅いと治療は困難なものと

なります。なぜなら全身の成長に連動して、下顎は増大する傾向があるからです。

幸い、この時承諾を得ることができましたので治療ができました。


【初診時口腔内写真】

小学6年生  女子

反対咬合でありながらも、下顎が向かっ...

2018/08/10

顎偏位(がくへんい)。下顎が横にズレて咬んでいる状態、顔もそれに伴って偏位して

います。下顎のズレの原因は次のことが考えられます。

・骨格的な原因として、下顎の骨が変形している場合。

・機能的な原因として、歯の不良な接触で下顎が誘導される場合。

本症例は後者が原因でした。

すなわち、上顎歯列が狭いことで下顎歯列と咬み合わせが調和せず、咬もうとすると横

にズレるタイプでした。

症例は初診時年齢17歳、女子

【初診時口腔内写真】

上顎に対し、下顎が向かって左にズレています。(本人の右)

顔もそちらに曲がっています。

                    

【...

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