矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2019/07/29

私が矯正治療について考えるときは、歯と顎を分けて考えます。

例えば、成人で歯列に凸凹がある症例といっても、以下に示すように上下顎の関係性は様々です。

①上下顎の前後関係が上顎前突傾向のもの

②上下顎の前後関係が反対咬合傾向のもの

③上下顎の前後関係が正常なもの

③上下顎が共に突出しているもの

④上下顎の垂直的関係が接近しているもの

⑤上下顎の垂直的関係が離れているもの

⑥その他

ざっと考えてもこれだけあります。

当然のことながら、治療方法はそれぞれ変える必要があります。

単に歯列の凸凹を解消するのみならず、上下顎の関係、顎顔面全体への配慮が求められます。...

2019/07/22

これから矯正治療をはじめようと考えている人が、装置に関心をもつことはわかります。目立たないとか、取り外しだとか、魅力的な言葉に惹かれるのが人情です。

その心理をうまく利用して経営戦略する歯科医院があるので、仕方のないことではあります。

しかし重要なのは、何を使うかよりどう治るか、ちゃんと治るかではないでしょうか。ご自分の症状が、どう治るのかがイメージできるような情報こそ大切です。

また、治療に要する期間が曖昧では困ります。しっかり確認して下さい。

私の施術は以下のとおりです(永久歯列期の本格矯正の場合)。

矯正装置はマルチブラケット装置です。

...

2019/07/16

歯科医師にもいろんな先生がいます。

私のように矯正治療が得意な人もいれば、そうでない先生もいます。

従って、同じ症例であっても、担当医の考え方ひとつで治療方法が異なることがあります。このことは歯並び・咬み合わせの相談をどこでするかによって、ご自分の未来が変わってしまうことを意味しています。

【初診時】

本症例を例題として、症例のとらえ方の違いを考えてみましょう。

・前歯が一本飛び出している症例。

はたして、そうでしょうか。違う見方はありませんか。

・一本を除いて、前歯がたおれている症例。

見方が、逆転しています。

・顎が狭いので凸凹がある症例。

こう考...

2019/07/08

矯正治療をする動機は、人によって様々です。

八重歯を治したい。出っ歯だ。凸凹が気になる等いろいろです。

人によっては口元を引っ込めたいといった要望もあります。

【初診時】

17才 女性

それ程、歯列の凸凹はありません。

頭部エックス線規格写真など、総合的に判断すると上下顎前突症例です。

セファロ分析では、下顎前歯が平均値に比べて前方6㎜に位置していました。上顎前歯を含めて全体として口元の突出感があります。

抜歯分析は抜歯判定です。

【治療後】

動的治療期間 23ヶ月

歯を抜いたスペースを利用して、上下顎前歯を後退しました。

【重ね合わせ図】

頭部エックス線規...

2019/07/01

「乳歯列期の反対咬合が観察でよい理由」、

最初に結論を述べます。

それは「後でも治るから」です。

実際の症例で検証してみましょう。

【乳歯列期】

本症例は、乳歯列後期または混合歯列前期と言った方が正確かもしれません。

6才 女子

矯正相談のため来院、この時すでに反対咬合の程度はつよいですが、下顎の永久前歯が2本生えたばかりで、6才臼歯はまだ生えていません。

当面、定期的に観察することにしました。

6才の時の口腔内写真。

         反対咬合です。

          上顎は全て乳歯

         下顎は永久前歯が2本生えた。

半年ごとに観察していき...

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