矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2019/06/24

 シリーズ4回目。

埋伏歯を歯列に誘導するのも、矯正歯科の仕事です。

(まいふくし)

【初診】

中学生 女性

前歯がありません。

骨の中に埋まったままで、生えてこれない状態です。

このままでは、日常生活にいろいろ支障をきたします。

  

埋伏歯の誘導であっても、普通の矯正治療と同じように検査資料を採り、きちんと分析します。症例によっては、CT断層撮影が必要となることもあります。

 【途中経過】

局所麻酔下で電気メスを使って歯肉の処置、必要に応じ骨を除去します。

埋伏歯に金具を接着して牽引の足掛かりとし、弱い力で少しずつ引っ張ります。

ここまで来れば...

2019/06/17

重ね合わせ図は治療効果を検証するうえで、重要な情報を提供してくれます。

例えば、どう治ったか、どう治らなかったか、作用は反作用は、など目で見て分かります。術者の治療技術を如実に反映する鏡とも言えます。

上の重ね合わせ図は今回の症例です。説明はあとでします。

口の中を診てみましょう。
 

【初診】

30才代 女性

先ず口を閉じた状態。上下の歯列が咬み合ったときの関係「咬み合わせ」を確認します。次に口を開けた状態。歯列の凸凹の量「歯並び」を確認します。

次に、咬み合った状態のときの横顔を覗き込みます。顎顔面全体のバランスを観察します。

通法に従い、検査...

2019/06/10

不正咬合を治療するときは、歯と顎顔面のバランスを考える必要があります。

例えば、不正咬合の種類によっては、顔つきに特徴がでます。

下顎前突(反対咬合)は下顎前突の顔に、上顎前突(出っ歯)は上顎前突の顔に。

ここまでは何となく想像できると思います。

次は聞きなれない言葉です。

上下顎前突という症例があります。これは横顔のバランスの中で、口元が出ている感じのものを言います。

いずれにせよ、上に挙げた各症例は矯正歯科医師が検査資料を分析した結果、使われる名称です。他人の顔をぱっと見て判断してはいけません。

【初診】

17才 女性

検査資料を分析して診断をた...

2019/06/03

年齢が上がると歯の移動速度が遅いとか、治療期間が長くかかるとか、

そんなことはありません。とくに矯正治療が難かしくなるわけではありません。

ただ、差し歯やブリッジなどの補綴物(ほてつぶつ)があったり、歯周病になっている場合は、そちらへの対応が必要になることはあります。

私は基本的に年齢制限はないと考えています。

今回は、歯周病、補綴物、欠損歯という条件のある症例です。

【初診時】

女性 

人間は一人ひとり違うように、同じ診断はなく、治療方針も個々の症例で違います。

歯周病、補綴物、欠損部位などの条件をふまえて、その時点での最善の方法を考えます。

歯列...

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