矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2019/03/25

反対咬合症例であっても、乳歯列では治療の必要はありません。小学生になった時点で改善がなければ、矯正歯科医に相談して下さい。

また、何かの事情で反対咬合の治療時期をのがした場合であっても、気が付いた時点で矯正歯科医院に行ってください。成長期を過ぎた反対咬合が必ずしも手術になるとは限りませんので、まずは現状を把握することです。

手術か矯正治療かのポイントは上下顎の前後的ズレの程度です。その他の指標もありますので鑑別が必要です。

ただ、そこまで放置することのないようにして下さい。

本症例は成長期を過ぎた骨格的反対咬合症例です。前歯だけを見ると、そ...

2019/03/18

歯が変なところから生えてきました。

上顎の前歯がご覧の状態です。異所萌出と言います。

これも矯正歯科の仕事です。

通法に従い検査資料を採り診断します。

【初診時】

9才 男子

                                       

【初診時レントゲン写真】

過剰歯が邪魔になり、歯が方向を変えています。

【誘導完了時】

歯列への誘導が完了しました。


写真では一瞬で治っていますが、装置を付けて弱い力で少しずつ牽引します。

6ヶ月かけて歯列に誘導しました。

                   

このあとは他の永久歯交換、顎の成長を観察しま...

2019/03/11

はじめは本症例の模型、時期は初診と第一段階後です。

上顎前突症例には、前歯が出ているタイプと前歯がとび出ない代わりに咬み合わせが深くなるタイプの二種類があります。本症例は後者です。両者とも上下顎の歯列が前後的にズレているという点では共通しています。

臼歯関係を見やすくするため、6才臼歯にマークを入れました。

初診時

初診時の上顎臼歯は前に、下顎臼歯は後ろに位置しています。

これは上顎前突の傾向を示すものです。

第一段階後


一致、または逆転しています。上顎臼歯は後ろに、下顎前歯は前へと変化しました。

私は第一段階の治療で歯列のズレを治しました。

一定...

2019/03/04

矯正歯科業界にも様々な有料の勉強会やセミナーがあります。一般歯科の先生が矯正治療をやってみたいと思えば、そういったところを受講することになるでしょう。数回の講義を受けるだけで修了証が得られるというものです。

セミナーの内容は主催者の自由な考え方に基づいているため、独自のセオリーを提唱し、受講者を惹きつけます。

問題はその内容が正しいかどうかです。間違った理論・技術であっても、そのグループ内では正しいとされているだけかもしれません。矯正歯科の常識とは相容れないことも考えられます。専門家から一笑されるくらいなら実害はありませんが、患者さんに...

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