矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2019/01/28

矯正治療には二通りあります。

歯を抜く必要のない症例(非抜歯症例)と抜く必要のある症例(抜歯症例)です。前者を「抜かない矯正」として、ことさら強調しセールスポイントにしている場合がありますが、それは「抜かなくてもできる症例」であって、特別なものではありません。

言葉のトリックに騙されないように、注意しましょう。


その二つのうちの一つ目。

【症例1:歯を抜かない矯正】

16歳 女性

◎初診時口腔内写真

歯列の凸凹は比較的多いほうです。

                   

◎マルチブラケット治療終了時

歯を抜かずに矯正治療しました。

...

2019/01/21

はじめは、矯正相談です。

自分の口・歯・顎・顔について、それまで分からなかった事が分かるようになれば安心できます。気軽に相談してください。相談の内容は人それぞれです。

・歯の凸凹が気になる。

・過剰歯や欠損歯がある。

・反対咬合、上顎前突、開咬など。

・顔の外観が気になる。

このうち最後の「顔の外観」とは何をいっているのか考えてみましょう。矯正歯科では

次のふたつのことを示すことがほとんどです。

①ひとつは横顔のバランスです。反対咬合の人は、しゃくれた顔つきで下唇が出た感じ

の外観です。上顎前突の人は歯がいつも見えていて、唇が閉じずらい感じの外観です...

2019/01/15

一本だけ反対咬合でも、

この一本の歯がいろいろな問題を引き起こしています。

このことについて、説明します。

まず、通法にしたがって、検査・診断をします。

本症例の治療方針は以下の通りです。

第一段階:

上顎前歯の配列による機能的障害の除去と反対咬合の改善

観  察:側方歯交換の誘導

第二段階:機能的咬合の確立

保  定:観察

第一段階は今、行います。

第二段階はあとで、

全ての永久歯が生えてから行います。

【初診時】

7歳 女子

                   

一本の歯が引き起こす問題とは。

衝突と前方誘導の画像

①上下の一本どうしが衝突する瞬間がある。 

②こ...

2019/01/07

矯正歯科に従事していると、過剰歯、欠損歯、癒合歯、埋伏歯、形態異常など、

いろいろ経験します。問題は、個々の歯の形や数にとらわれるのではなく、

口腔全体としてどう調和させて、美しく整え、機能するかを考えることです。

今回は、そんなお話しです。

【初診時口腔内写真】

9歳 男子

上の前歯の凸凹を気にして、私のところに来院しました。

矯正相談を経て、治療を希望する場合は、検査へ進みます。

下顎歯列にマークを付けました。永久歯は数字、乳歯はアルファベットで示します。

この時点では、向かって左の B が欠損(本人の右)、右の BC が癒合歯です。

治療方針

第一...

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