矯正治療のはなし

​工藤 泰裕
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2018/11/26

さっそくですが、本症例の診断結果を以下に示します。

①骨格性反対咬合である

②下顎が前に誘導されている

③かつ、左に顎変位していく

④上顎前歯2本の先天欠如

ここに挙げた点について、ていねいに対応していきます。

ただ、ひとつだけ治療を難しくする要素がありました。

それは年齢です。小学6年生の女子でした。もし、あと1年遅いと治療は困難なものと

なります。なぜなら全身の成長に連動して、下顎は増大する傾向があるからです。

幸い、この時承諾を得ることができましたので治療ができました。


【初診時口腔内写真】

小学6年生  女子

反対咬合でありながらも、下顎が向かっ...

2018/11/16

矯正治療は原因にアプローチすることで、達成されます。

そのためには資料を正確にとること、正しい診断をすることが必要です。

間違った診断は、間違った治療に発展します。

【初診時】

小学1年生  男子

反対咬合は次のタイプに分類されます。

①歯性の反対咬合:歯の傾斜角度が、たまたま反対。

②骨格性の反対咬合:上顎骨・下顎骨、そのものが反対。

③機能的な反対咬合:一部の歯の接触を避け、顎を前に出す。

④上記の合わさったもの。

本症例の診断は上顎前歯の内側傾斜と下顎の機能的前方位による反対咬合症例です。

【反対咬合改善時】

適切な時期に適切な治療を施せば効率よく治...

2018/11/09

ブログで紹介している症例は全て私が施術しています。

よって、画像には「kudo-ortho.com」の透かし文字を入れています。

さて、本題です。歯列の凸凹は、顎の大きさと歯の大きさとの間でバランスを欠いた時

に発生します。したがって、治療はバランスをととのえることで完成します。

どうバランスをとるか、問題は正しい診断が出来るかどうかです。

「この子は顎が狭いです。顎を広げましょう」、「拡大装置を入れます」

診断が出来ていない典型例です。

【初診時】

小学4年生 女子

顎が狭いか・狭くないかは模型分析で判断します。

診断で本症例の顎の幅は標準的と判定さ...

2018/11/02

歯や顎に機具を付けて、それらを移動させる。矯正治療は人間の体に介入するので、

慎重な対応が必要です。術者は少しだけ手を施して軌道修正する。正常な成長発育にの

ったなら、あとは機具を外して、観察する。

私は、最小限の介入で、効率よく治療するのが良いと考えています。

【初診時】

小学校3年生  男子

向かって左上2番が反対咬合になっています。

この部位で、不良な接触があり歯に負担過重がかかっています。同時に、この部位のひ

っかりは、下顎を不用意に前方に誘導する原因になっています。

早期に解消する必要があります。

                   

【第一...

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