矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2018/05/25

抜歯・非抜歯(ばっし・ひばっし)の判定は、基準値と患者さんの検査資料を照らし合

わせて行われます。使用する基準値は、大学などで古くから研究蓄積されてきた日本人

のデータを用います。検査資料のうち、抜歯分析で用いるデータは

①歯の凸凹の量(大小)

②歯列の湾曲の程度

③横顔に対する前歯の位置(下顎前歯)

などです。このうち③について、説明を加えます。あなたの家族や友人の横顔をそーと

覗いて見てください、口元はどんな感じですか。

「もっこり出た感じ」「ひっこんだ感じ」「スッキリした感じ」「出た」に対しては、

現在の前歯の位置を後ろに移動させます。このこと...

2018/05/18

初診時の口腔内写真。キレイな歯並び・咬み合わせです。

この成人女性は何を気にして来院したのでしょうか。


ここで問題です。気になるところはどこでしょうか。

                    

矯正治療には可能性があります。いちど相談を受けても良いと思います。

ただし、歯科医師免許を持つ全員が矯正治療をきちんと出来るわけではありません。

あえて、はっきり言いましょう。十分な知識と技術がないまま、矯正治療に手を出して

いる歯科医師が、かなりの数いるのが現状です。何故か。

日本の歯科医師数10万人のうち、日本矯正歯科学会認定医は3,000名と全体の...

2018/05/11

初診時の状態。一見、問題なさそうですが、どうでしょう。写真向かって右上に注目し

てください(本人の左上)。上顎の前歯のとなりに、いきなり犬歯があるのがわかりま

すか。

この写真の方がわかりやすいですね。

検査資料をもとに診断をします。

小臼歯の抜歯が必要と判定、

マルチブラケット治療を開始しました。

二番目の前歯は完全に後ろ側にあったので(最初の写真)、歯列へ誘導するのに、技術

が要求されます。つまり歯冠(歯、見える部分)だけ傾斜させるのでなく、歯根(根、

見えない部分)を含めて、全体を移動させなければなりません。

当医院でのマルチブラケット治療は、一...

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