矯正治療のはなし

​日本矯正歯科学会認定医  工藤 泰裕
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2018/04/27

成人女性、前歯が出ていることを気にして来院しました。

当医院では、まず「矯正相談 」を行います。ご本人のお話しを伺い実際の状態をみま

す。現在の問題点を抽出し、いくつかの選択肢を提示します。矯正相談だけで治療しな

い人もいます。成長期の子供の場合、すぐ治療の必要がないときは、観察していくと良

いでしょう。

矯正相談のあと同意を得られた方は、後日、検査をします。

その時の口腔内写真です。特徴は、出っ歯の感じ、犬歯の位置不正、もう一つ下顎の歯

の本数が少ないのに気づきましたか。犬歯と犬歯の間に、前歯が2本しかありません。

普通は4本ですが、先天的に欠損...

2018/04/20

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)、聞きなれない言葉ですね。

簡単に言えば、上下の前歯が平均的な角度よりも急傾斜している状態。

横顔の外観は、口元がもっこり突出した感じです。唇が閉じずらいこともあります。

今回の症例は、 その上下顎前突です。

顔の写真は載せませんが、口元もっこりで口唇閉鎖(こうしんへいさ)が困難でした。

無理に唇を閉じると、下顎の先(オトガイ)の皮膚が引っ張られてシワができます。

診断の結果、上下の第一小臼歯の抜歯が必要となりました。

抜歯したあとには隙間ができます。

この抜歯スペースを最大限利用し、前歯を後退します。

「スペースを...

2018/04/16

様々な不正咬合があります。骨格そのものが小さかったり、大きかったり。

歯の凸凹の量が少なかったり、多かったり。

横顔の外観上、口元が出てたり、引っこんでいたり。

咬み合わせが浅かったり、深かったり。

舌癖(ぜつへき)があったり、なかったり。

顔面周囲の筋力が強かったり、弱かったり。

種々の条件を考慮し診断、治療方針をたてます。

今回の症例は、歯の「凸凹が多く」、「咬み合わせが深い」タイプの不正咬合です。

診断の結果、第一小臼歯の抜歯が必要と判定、マルチブラケット治療を開始しました。

治療期間は1年10カ月、装置を外したところです。

...

2018/04/14

矯正治療をするうえで「歯を抜く」ことがある。というのをご存知でしょうか。 

レントゲン分析、模型分析、抜歯分析などのを考慮して抜歯・非抜歯の診断をします。

抜歯・非抜歯の判定で明らかに抜歯、明らかに非抜歯というものと、ボーダーラインに

あるものがあります。わたしはボーダーラインの場合、非抜歯を選択します。

いっぽう、明らかに抜歯のものを非抜歯で治療することはありません。

なぜなら不正咬合は「バランスを欠いた状態」。抜歯をすることでバランスをととのえ

る必要があります。もし、抜歯をしないで無理やり非抜歯で治療したとします。

もっとバランスが悪くなっ...

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